勉強がデキる子の共通点って??

 

多くの保護者にとって、勉強に関連することがお子さんの大きな心配事の一つだと思います。学校の勉強についていけるのか、受験はさせるべきなのか、受験は考えるけれども何をさせておけばいいのか……。お子さんの年齢、性別、家庭の方針など様々な条件、状況下でいろいろなことを考えます。

 

私は、学校の勉強、受験のための勉強が勉強の全てとは思っていません。あくまで例の一つとして、点数というもので評価される勉強を題材として考えてみます。

 

勉強が出来る子には、いくつかの共通点があります。

 

・先生の話しをきちんと聞ける

 

・ノートを綺麗にとる

 

・宿題を忘れない

 

・毎日計画的に学習している

 

などが一般的に言われていることです。しかし、こうしたことはもちろん出来た方がいいのですが、成果を出す決定的な要因とは言えません。

 

先生の話しは、ぜんぜん聞いていないけどテストできっちり結果を出す。こうしたケースはよくあります。私の中学時代にもそんな友人がいました。授業が始まると、すぐに別世界(夢の中)に行ってしまいます。どんな授業でも毎回同じです。各教科の先生に毎時間のように注意されていました。しかし試験の順位は毎回1ケタ。小心者で、寝るなんてことは決して出来ず授業中は先生の言うことを聞き、ノートもしっかりととっていた私。成績は……。友人を見ながら、この違いはなぜ?と不思議に思っていました。

 

宿題はきちんと提出している、毎日計画的に机に向かっている、しかし成績の向上にはつながっていないこともあります。

 

大人は、子どもの成績を上げようとする時に、表面上の行動の修正を行おうとしがちです。「先生の話しをよく聞きなさい」、「ノートを綺麗にとりなさい」、「宿題をきちんとやりなさい」、「毎日勉強しなさい」と言ったことです。こうしたことは、もっともなことです。でも、言われた通りにしている子どもの成績は変わらない。

 

なぜ?それは、カタチだけになっているからです

 

先生の話しを「きちんと」の、きちんとはどの程度なのか。ノートを綺麗にとった後、活用出来ているのか、宿題はただ答えを写すだけになっていないか、など本質を考え取り組めているか否かを取り組む子ども自身が考えることが必要なのです。