☆個の力☆

 

 『築地市場』が『豊洲』へと移転したり、プロ野球ではかつて球界の2大勢力でもあった『巨人』と『阪神』の若手監督が成績低迷により辞任したり、大迫傑選手がマラソンの日本記録を更新したり(1億円ゲット‼スゴイ!)、『平成』の時代も残りわずかであったり(あるサイトに出ていた新年号予想、ランキング1位『平和』、2位『安久(あんきゅう)』だそうです)、世間では様々な動きがありますね(いつの時代もそうなのかもしれませんが)。

 

 そんな激動の中、私の現在の大きな関心事は我が母校の大学ラグビー部(※ちなみにラグビー経験はありません。生まれ変わったらやりたいスポーツ第1位!です)。今年100周年を迎えるのですが、この10年間は低迷中。低迷と言ってもそれこそ巨人のように優勝してナンボのチームでもあるので、期待しすぎなのかもしれませんが、優勝しなければ×(バツ)という宿命を背負っているのは事実です。大学の部活ですので毎年春に新たなチームが編成されます。冬までの約10か月チームがどのように成長していくか、それを見るのが楽しい!ネット社会の恩恵で試合会場まで足を運ばなくても、オンデマンドで見ることができるんです。夏には、練習試合ではあるものの現在大学ラグビー界の絶対王者帝京大学(大学選手権9連覇中!)に8年ぶりに勝利。8年間は長かった(+_+)。この試合もオンデマンドで見ていました。負けても何とか善戦を、くらいの感じだったにもかかわらず予想外の勝利にパソコン画面の前でガッツポーズ!!素人ながらこれまでと何が違うのか。強いチームに共通することでもあるのですが、チームスポーツでありながら、“個”が自分の役割をしっかりと果たしている、そのしっかりさが今年のチームには徹底されているように思えました。タックルされてもすぐに立ち上がり自分のポジションに戻る、疲れていてもボールを持っている選手のサポート走るなど、地味に見えるプレーを最初から最後まで続けている、それが最大の強みであるように感じました。

 

 100%日本に訪れる未来。それは人口減少と少子高齢化社会です。2050年前後には、人口の40%以上が高齢者になる社会がきます。そうした世の中で大切なのは、ラグビーと同じで個が課せられた役割をきちんと果たすことであると思います。子供は子供の役割を、大人は大人の役割を、そして自身も生きていれば必ずなるおじいちゃんとしての役割をきちんと果たすこと。誰かを何かを頼る前に、まずは個の足で地に立ち生きて行く、そうした姿勢を持つことが欠かせないと思っています。

 

 ラグビー界の格言 “One for All,  All for One”(一人はみんなのために、みんなは一人のために)は、個が確立されてこそ意味を持つものである、そう思っています。